らくがき

2006/11/19

成長するコツ?

・本来の目標 ・小さな目標 ・リスク ・集中 この4つが明確に与えられた時、急激に成長します。 例えば、中学のサッカー部に所属している少年がシュート力に悩んでいたとします。 少年は帰宅後、練習することにしました。 部活中と同じ格好で家の近くにある空地にやってきた少年。 ところが、この空地には問題がありました。 地面には土ではなく大きい砂利が敷き詰めてあったのです。 シュートに失敗すれば、痛い思いをすることになります。 少年はボールを蹴る位置・蹴る体勢を注意深く確認しました。 うまく蹴れれば足にダメージを受けることはなさそうです。 さて、空地の1辺にだけあるブロック塀に的を設定します。 しかし、ここにも問題がありました。 ブロック塀は、ブロック6段の上に2mのフェンスが付いているもので、 フェンスの向こう側には、送電線を通す鉄塔がそびえ立っていたのです。 ブロックとフェンスで高さ5mはあり、多少コントロールが狂ったとしても まずボールが飛び越えることはないように思えます。 しかし、万が一飛び越えてしまった場合、ボールは回収不可能となります。 なるべく低い弾道にしたほうが無難です。 少年はシュートフォームを再確認しました。 準備完了!! シュート! シュート! シュート!(あ痛っ) シュート! シュート!(うぐ・・) シュート! スパイクを履いていても大きい砂利に指先が当たれば結構な痛さです。 足全体・足の甲・足の指先に神経を集中させ、的への低い弾道をイメージし、シュート!! 成果は3日程で現れ、少年は以前とは比べ物にならない強烈なシュートを打つことができるようになりました。 部活のメンバーからも注目を集め、ちょっとした人気者になりました。 というわけで、ここでの4つの条件を見ていきます。 ・本来の目標 … 「シュート力UP」 ・小さな目標 … 「ボールを的に当てる」 「蹴ったとき痛い思いをしない」 「ボールをなくさない」 ・リスク … 「シュートに失敗すれば大きい砂利に足をぶつけてしまう」         「ブロック塀をボールが飛び越してしまったら回収不可能」 ・集中 … 「集中しなければリスクを負ってしまう」 となります。 本来の目標を意識するというよりは、リスクを回避することに神経を使っている感じですね。 でも、リスクを完全に回避できたときは、本来の目標を達成できていることに注目です。 集中しなければ回避できないリスク、けれど 集中すれば回避できるリスク。 このバランスのリスクを設定すれば、様々なことに対して自分を成長させることができるかもしれません。

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